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噛むことの大切さと効用

@消化を促す
食物をよく噛めば噛むほど多くの唾液が出て、消化を助けます。
噛む刺激が脳に伝わると、胃液の分泌が促され、噛むことで胃腸も快調になる。

A肥満の予防
よく噛んでゆっくり食事をすれば、食べ過ぎを防げる。
食後、血糖値が上がると、脳が感知して満腹感になる。(15分〜30分かかる)噛まずに急いで食べると、満腹感を覚えるより前に食べ過ぎる。
よく噛むと、食後のエネルギーの代謝の効率が良くなり、脂肪がたまりにくくなる。

Bストレスの解消
噛むことで脳を刺激し、リラックス効果を生み出す。(ガムを噛むことで緊張の緩和)
緊張したり、怒ったり、イライラすると口の中が渇きますが、ガムなどをゆっくり噛むと気分がほぐれます。
歯ごたえのあるものを噛むと、不安や恐怖などに関係しているドーパミンというホルモンの分泌が抑えられます。

C脳の働きをよくする

噛むとあごの関節や筋肉が動き、脳を刺激して脳の細胞が活性化します。
下あごが動くとで、血流が良くなり脳の動きが良くなる。
奥歯を失うと身体の活力が低下し、寝たきりや痴呆になる確率が高くなります。

D痴呆(ぼけ)の予防
噛む力が弱くなると痴呆は増える傾向にあり、よく噛んで食べることで痴呆の予防になります。痴呆症の方は噛むこと自体、少ないと言われています。
噛むことが、口の中の感覚を刺激し、良い運動にもなっており、それが脳の血流を増やし、脳の働きを活発にします。
入れ歯でも噛む力は確保されます。

E若返り
食物を噛むときに耳下腺から分泌される唾液腺ホオルモンには、骨、筋肉、血管を強くする働きがあり、老化を防ぎます。肌の色つや、ハリが保持されると同時に、噛むことで脳細胞を若返らせます。

F生活習慣病の予防

噛むことで、唾液腺ホルモンの分泌が良くなり、バロチンという物質が血糖値をコントロールするインスリンというホルモンや、血管壁の新陳代謝を良くする酵素の分泌を促進する働きがあり、糖尿病や動脈硬化の予防になります。また、骨のカルシウムを保持して骨粗鬆症を予防すると言われています。

Gガンの予防
唾液に含まれているラクトペルオキシターゼという酵素には、発ガン性物質の毒性を抑える効果があると言われています。実験報告では、唾液に30秒浸すと食物の発ガン性がほとんど消えたといいますので、一口50回くらい噛むことを目安にするのが理想だといわれています。