HOME >> TOPICS >> 唾液の働き (口の中の健康を守る)   |直前のページ

唾液の働き (口の中の健康を守る)

唾液は、成人で1日に1リットル〜1,5リットルくらい分泌しています。

* 消化を助ける
 唾液の中には、アミラーゼという消化酵素が含まれており、食物のでんぷん質を糖に変え、消化を助けます。しかし、口の中で全部を変えることはできず、分解で出来る糖の甘さによって食欲を増進する働きが大きいともいわれています。
 食物の中の味も溶かし出します。(噛めば噛むほど味がでる。)

* 口腔内を清潔に保ち浄化する。
 食べかすなどを分解し、洗い流すという浄化作用がある。
 唾液が少ないと、洗浄効果も薄れ、口腔内が不潔になります。
 睡眠中は唾液が少ないので、寝る前の歯磨きが大切です。

* 抗菌・殺菌作用と発ガン性物質を抑える。
 数多くの細菌が口腔内に棲みついているが、唾液の抗菌・殺菌作用で病気の予防をしている。また、発ガン性物質を抑制する効果があると発表されている。

* 歯や口腔粘膜を保護する。
 歯の表面のエナメル質からカルシウムやリンが溶け出すのを防ぎ、さらにそれらを歯に沈着させる再石灰化の働きがある。
 しかし、唾液中の糖タンパク質にはミュータンス菌を付着させる働きで、歯垢の原因になることもある。